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広報つるおか2020.7月号

更新日:2020年7月9日

市長の一筆入魂(30)

  暑い夏が近づくと思い出すことがある。高校時代、野球の合宿で校舎に泊まっていた。風呂がないので近くの銭湯に行く。その日は銭湯代を節約するためだったのか、銭湯がお休みだったのか、記憶が定かではないが、朝日村出身のチームメートと我が家の風呂に入った。我が家は高校からは自転車で30分は掛かる。風呂から上がり、友人が来たからとメロンなどが出され、湯上がりにゆっくり過ごしていると夜の集合時間に遅れそうになった。田んぼ道を高校へ向かうペダルをこぐ足に力が入り、合宿に戻ると汗を流すための風呂が汗だくになっていて笑われた。梅雨から暑い夏に向かっていくこの時期、なぜだかそのことがよく思い出されるのだ。
 5月23日に発売したプレミアム付飲食券発行事業では、大渋滞となり多くの市民の皆様にご迷惑をお掛けした。改めておわび申し上げます。(1)プレミアム率の高い飲食券(6、000円分の飲食券を3、000円で販売)を、(2)1日1万枚(初日、2日目で計2万枚)、(3)1か所で販売(当初は勤労者会館〈屋内〉、その後小真木原総合体育館〈屋内〉、最終的には屋内の3密回避の観点から小真木原公園の駐車場を活用したドライブスルー方式に変更)するという計画の見通しに甘さがあった。
 新型コロナウイルスの影響は本市の経済にも影を落とし、飲食店では、テイクアウト・デリバリーなどで何とかこの場を乗り切ろうとする動きが広がっていた。今回の応援事業では、市民の皆様にできるだけ早期に飲食券を販売・食べて応援してもらい、3月から5月に落ち込んだ売上げの回復について、9月末までの約4か月の短期間に集中的に取り組むことを狙いとした。販売方法という初歩的なところでつまずいてしまったが、タクシーや運転代行との連携を含めて食文化創造都市の大切なパートナーを応援していく。今後同種の事業を行う際には、今回の反省を踏まえ、内容・販売方法等について慎重に検討を行い、改善を行っていく。
 5月29日、新型コロナウイルス感染症への感染の不安と戦いながら市民の命と健康を守る地域医療の従事者の皆様へエールを送る「医療従事者応援プロジェクト」を立ち上げた。イギリスで始まり世界各地に広がったブルーライトアップが大宝館でも行われている。また、6月2日、赤川花火大会の公式マスコットキャラクターの「はなぶう」も医療従事者を応援するシンボルカラーであるブルーに模様替え。白衣を着て医療従事者を応援するステッカーを作成し、寄附を募る取り組みを開始した。応援の輪を広げるとともに、感染者、濃厚接触者等への誤解や偏見に基づく差別がなくなるよう取り組んでいく。
 6月18日、山形県沖地震から1年がたった。あの夏、鶴岡東高校野球部の躍進が市民を勇気付けてくれた。勝ち取った春、失った夏、そしてもう一度取り戻した夢の舞台。決して諦めない。友人と汗だくになって自転車をこいでいたあの頃がまた思い出された。

皆川 治

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