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広報つるおか2023.7月号

更新日:2023年6月26日

市長の一筆入魂(65)

夏の甲子園、第76回大会出場記念。6月8日、そのボールを握り締め、球場に向かった。


「最後の」の見出しが新聞に躍った鶴岡市長杯鶴工・鶴南定期戦。サッカーと野球が同時に開催される伝統の一戦だ。私は始球式を依頼された野球の試合へ。約30年前、私は鶴南野球部の選手として定期戦に出場した。当時から続く応援団の果たし状の交換に、ライバル対決の懐かしさを思った。


「4年振り」の行事が続いた。5月25日の天神祭は2つのコースでのパレードが復活。化けものによる酒の振る舞いは来年にお預けとなったものの、大勢の人出でにぎわった。大絵馬パレード審査では、羽黒高校美術部が最優秀賞に。伝統を踏まえつつ、新たなものを生み出すデザイン性が感動を与えてくれた。
 6月5日は、大山犬祭りへ。椙尾神社の階段にはカメラを携えた人が待ち構えていた。ハイライトの階段駆け上がりは迫力満点だった。
 6月11日は、京田地区の敬老会へ。私からは、会に出席された昭和11年生まれ、数え88歳の米寿のお2人へ、賀詞を贈呈した。出席者の中には、地区の最高齢102歳の伊藤琴さんのお姿も。一回りも、二回りも若い世代に交じって、かくしゃくとした姿勢に、誰もが、こうありたい、と思ったことだろう。オープニングを飾ったほなみ保育園ひまわり組のげんき太鼓、そして「じゅげむ」の披露に笑顔があふれた。


 天神祭の後、初めて台湾を訪問した。親日的で言葉は違うが、どこか気心が通じ合うような感じがした。「山形」の知名度、理解が広がっていることを実感し、今後の観光誘客に期待が広がった。
とはいえ、訪問団のほとんどはいわゆる「内陸」に住所のある人たちであり、「庄内」勢は鶴岡市からの4人のみ。話題は、「さくらんぼ」、「樹氷」、「銀山温泉」となりがちで、台湾側も既にその基礎知識があるようだった。村山市の酒蔵の日本酒「十四代」が高い知名度を誇ることも認識した。
 本市からは、シルク製品を含む3つの日本遺産や城下町、温泉、加茂水族館、黒川能、日本酒を含むユネスコが認めた食文化、「R天国」としてスノーボーダーに人気の湯殿山スキー場など、魅力的な観光資源を紹介した。先方からは、温泉旅館で提供される料理や、山伏体験、雛菓子作りなどの体験メニュー、クラゲの展示、日本の四季を体感できる紅葉や雪などに高い関心が寄せられた。
 コロナ禍前に県内を訪れた外国人旅行者の半数以上は台湾からであった。庄内地域でもコロナ禍前に来訪した旅行者の中で最多となっている。台湾のパスポート所持率は約6割だという。それに対して日本は約2割。引き続き庄内からも積極的に訪問し、コロナ禍前を超える交流が広がることを期待したい。


 平成6年の夏の甲子園に悲願の初出場を果たしたのは、鶴岡工業高校。2つ下の学年だった。当時のチームメートが母校の監督になり、来年、致道館高校が誕生し、定期戦も新たな時代に入ることとなる。台湾を訪問し、自分に向き合える、生まれ変わることができる、鶴岡の良さ、観光地としての可能性を改めて感じた。若い世代への期待を込めて、始球式の一球に力を込めた。

皆川 治

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