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広報つるおか2023.3月号

更新日:2023年2月24日

市長の一筆入魂(61)

人の往来が復活しつつある。全日空の庄内‐羽田線は、この3月下旬、12年ぶりに5便に。今年5月には新型コロナの感染症法上の位置付けを2類相当から5類へ変更する方針が示されている。今度こそ、アフターコロナに向かっていけるのだろうか。


2月1日、3年ぶりの王祇祭へ。大地踏を鑑賞し、黒川能保存会を代表して感謝状を贈呈した。感染症の流行、そして500年を超える歴史での初めての中止を乗り越え、当屋、脇宿、受当屋、地域の皆さんの熱意が神事能をつないだ。


5日の日本海寒鱈まつりは、寒波が和らぎ、大勢の人出でにぎわった。鶴岡中央高校の天魄太鼓で幕が開き、冬の銀座に集まった飲食、小物の店舗がお客様を迎えてくれた。燃油高の厳しい環境の中で出漁した漁師さんに感謝しつつ寒鱈汁を味わい、エビスヤビルでは温かいラ・フランスジュースを頂いた。


2月6日、鶴岡市立の、障がいのある人を支援する3つの施設を訪問した。元々は1月25日の予定だったのだが、10年に一度の寒波の予報、訪問を延期せざるを得なかった。その仕切り直し、まず宝町の「あおば学園」を訪問した。未就学の障がいのある子供のための通所施設であり、医療的ケアが必要な子供への対応もあるため看護師も常駐している。子供たちに寄り添った、明るいスタッフの姿が心強かった。
次にほなみ町の「かたぐるま」へ。ホールでは通ってきた皆さんが体操をしているところだった。かねてから要望を受けていた、自宅入浴が困難な重度の障がいのある方々のためのリフト付き浴槽整備の必要性について改めてお話を伺った。
最後に訪問したのは藤沢の「愛光園」。玄関に到着すると、昨年、栃木での全国大会のフライングディスク種目に出場した大江春男さん、斎藤明美さんがメダルとともに出迎えてくれた。
訪問した3つの施設それぞれで設備の不具合、老朽化の進行について考えさせられた。利用者の環境をより良くするために、感染症に細心の注意を払いながら利用者のために頑張っている方々のために、行政は共生社会の実現に向けて更に現場の課題を的確に把握する努力が必要であると強く感じた。


寒波では、給食が提供できなくなり、油戸、今泉は長時間の停電になった。また、加茂では8棟の家屋が焼損するなど、西目での土砂災害以降も難題が続いた。県で唯一登録されているラムサール条約登録湿地の近傍で計画されている加茂風力発電については、鳥類や自然環境、景観への影響が懸念されることから、2月1日に市として中止を申し入れた。


長く伝承されてきた伝統芸能、魚を余すところなく食べる食文化、貴重な生態系、生物多様性を未来へつなぎたい。障がいの有無にかかわらず、生まれ育った地域で、みんなで助け合い暮らしていける社会をつくりたい。鶴岡市は、SDGs未来都市として、もっともっと多様性を認め合える街になれるはずだ、と信じている。


皆川 治

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