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広報つるおか2021.2月号

更新日:2021年1月28日

市長の一筆入魂(37)

 
 令和2年も残りわずかとなった12月25日、その日の午前中、公益大の武田真理子先生を新会長とする鶴岡市総合計画審議会の会合に出席していた。議論の途中、山口副市長が席を立ったり、座ったり。何かあったのかな、と気になった。それが東北では初めてとなる豚熱(CSF)発生への本市の対応の始まりだった。その前日の12月24日、鶴岡市内の養豚農場から山形県に対し、飼養豚に発熱、肺炎、死亡の増加等、豚熱を疑う症状が見られる旨通報があった。検査により豚熱の疑いが生じ、検体が東京都にある国の機関に送られた。精密検査の結果、12月25日の夕方、豚熱の患畜であることが確認されたのだった。
 平成30年9月、岐阜県の養豚農場において、我が国では平成4年以来26年ぶりに豚熱が発生していた。昨年末の本市での発生により、発生は10県目となった。また、本県を含む23都府県において野生のイノシシから豚熱の陽性事例が確認されており、国の調査でも感染との関係が指摘された。
 12月26日午後5時25分で1,250頭の豚の殺処分が完了したとの報告を受けたとき、10年前、平成22年7月17日のことが思い出された。宮崎県で約28万9,000頭の豚や牛などが殺処分された口蹄疫(こうていえき)。あの日、移動制限の解除に向け、最後に残っていた種雄牛6頭が殺処分されたのだ。当時農林水産省の職員だった私はその現場にいた。我が家に録画として残っていた当時のNHK7時のニュースを見返し、手塩に掛けた種牛を処分せざるを得ない農家の姿に涙した苦い記憶がよみがえった。
 今回、本市は山形県が実施する防疫措置に協力し、職員を派遣するとともに、現場事務所として藤島体育館を提供した。消毒ポイントの設置など初めてのことだったが、10年前の経験に基づく県の対応マニュアルが整備されており、大きな混乱は生じなかった。夜を徹して行われた過酷な現場で頑張ってくれた市職員を含む全ての関係者の皆様にこの場をお借りして改めて厚く御礼を申し上げる。

 年が改まり、令和3年1月7日から11日にかけては暴風雪と大雪が本市を含む日本海側を直撃。7日は観測史上最大の風速を記録した鼠ヶ関など市内で停電が発生。9日には鶴岡公園の積雪深が近年で豪雪の年となった平成30年2月8日に観測された83cmを上回る94cmに。除雪対策本部を中心に対応に追われた。また、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、1月7日、1都3県に対する緊急事態宣言が行われた。
 そんな大雪とコロナ禍の中、1月9日、第二学区コミュニティ振興会の新春交流会に出席した。多くの地区での新年会が中止される中、仕出しの持ち帰りなど感染防止と経済活動の両立を図る工夫の下、ユーモアあふれる新年抱負発表などに笑顔が広がった。1月10日には今年創立70年を迎える鶴岡土曜会混声合唱団が出演する「グラントワ・カンタート」をオンラインで視聴した。また、1月12日には鶴工シルクプロジェクトの皆さんからシルクチーフとシルククリームの完成の報告を受けた。「厳しい」、「難しい」、「できない」、ではなく、工夫して実施する、参加する、生み出す、すがすがしさがそこにはあった。松ヶ岡開墾150年の節目の本年、まだ冬は続くが春遠からじ、そう思いながら過ごしている。




皆川 治

 

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